裁判員裁判の呼び出しせず 仙台地裁、津波被害地に

http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042601000959.html

要約

 仙台地裁は、津波の被害にあった宮城県沿岸部の一部地域について、半年間ほど裁判員裁判の候補者呼び出しを行わないと発表した。また、他の地域でも被災状況によって柔軟に対応する。仙台地裁では裁判員裁判の対象となる事件が十数件ある。地裁によると、候補者名簿に記載されているのは計約2千人。ただ、津波の被害があった市や町の内陸部では津波被害がない地域もあるので、各自治体の全域を対象から外すことには議論があるようだ。地裁はすでに、県と仙台地検、仙台弁護士会に方針を説明した。裁判員制度裁判員に大きな負担をかけないことで成立しているということを考えた結果の措置だといえる。

疑問

 ・なぜ各自治体の全域を外すかどうかで議論が起きているのか。
 

考え・主張

 いくら内陸部で津波の被害を直接被らなかったとしても、やっぱり裁判員に駆り出すのはよくないと思う。同じ市や町で甚大な被害が出て、友人や知人を失った方も多くいるだろう。直接津波の被害を受けた地域の人たちだけでなく、その周辺の地域の人たちも心のケアが必要だろう。なので、他の地域でも裁判員のことについて早急に検討するべきだと思う。

その他

 特になし。