祖先の教えが吉浜救う 大船渡、過去の被災で徹底

http://www.47news.jp/news/2011/04/post_20110424170822.html

要約

 東日本大震災で大きな被害を受けた大船渡市三陸町にある吉浜地区は、過去の大津波を教訓にした高台移住により難を逃れた。海抜20メートルほどの県道沿いに住宅が集っているが、吉浜ではこの県道より低地に家を建てないのが暗黙のルールになっている。高台への集団移転が進んだきっかけは明治、昭和の大津波。大津波のたびに住民は高地への集団移転を繰り返してきた。この地区はそんな祖先の経験を生かし、今回の大津波ではほとんど被害が出ず、被害は県道より低い場所に集中した。

疑問

 ・なぜ他の地域ではこのような事例が聞けなかったのだろうか。

考え・主張

 日本は地震大国なので、沿岸部は特に津波に警戒すべきである中で、このように過去の事例から対処を考えていくことはいいことだと思う。もちろん津波に対してはなるべく高いところ、遠いところがいいのだろうが、実際どの辺りが安全なのかは、規模にもよるが、やはり先人の意見は確かなのだろう。東北地方では今回津波による甚大な被害を受けているが、この先また大津波が来ても被害が少なくなるように、今回の津波の被害を分析して、復興する際に役立てるべきだと思う。

その他

 特になし。